HBランドロスにフォトンゲイザーを撃つ方が良い理由
こんにちは!ケンです
日食ネクロズマの技「フォトンゲイザー」の仕様について気になって詳しく調べたので自分なりにまとめてみました。
(以下、攻撃をA、防御をB、特攻をC、特防をDとする)
目次
技の詳細データ
タイプ:エスパー
分類:特殊
威力 100:命中 100
自分の「こうげき」と「とくこう」の能力値の高い方でダメージ計算する。また、相手の特性の影響を受けずに攻撃する。
(ポケモン徹底攻略参考)
「攻撃と特攻の能力値の高い方」とは一体どういうことなのか
これは、
「攻撃(A)の実数値にランク補正をかけた値と、特攻(C)の実数値にランク補正をかけた値で比較し、A>Cなら物理技、C>Aなら特殊技となる(A=Cの場合は特殊技)」
ということになります。
例)
A実数値が177(無振り)、C実数値が119(下降補正)の場合(よくある調整)
威嚇などでAのランク補正が-1になるとAの値は118になります。つまりC>AとなるのでA無振りに威嚇が1回入るとフォトンゲイザーが特殊技になります。
Aが118でCが119なら1しか変わらないし正直あんまり気にしなくていんじゃない?と思う方もいるかもしれません。しかし、実はフォトンゲイザーの仕様について詳しく知っておくと役に立つ場面は頻繁に起こります。
HBランドロスにフォトンゲイザーを撃つ方が良い理由
例)HBランドロスと対面したとき(もしくは恐らく相手がランドロスを受け出してくる時)
剣盾シリーズ10の環境で物理受けポケモンとしてよく見られるHBですが、とHBが対面して攻撃技を選択する場合、メテオドライブかフォトンゲイザーの2択であればフォトンゲイザーを撃つ方が良い理由が存在します。
フォトンゲイザーは自分のAとCの数値によって物理技か特殊技に変化する技です。つまりA-1となったでフォトンゲイザーを撃つと特殊技になり、のC119という数値、そしてのDの数値でダメージが計算されます。この時のダメージは67~81です。
では同じ威力のメテオドライブを撃った場合。のA118(威嚇が入っている)という数値とのBの数値でダメージが計算されます。相手のがBに振り切っている場合、なんとメテオドライブのダメージは43~52になります。最大乱数を比較するとフォトンゲイザーの方が29もダメージが高いです。これがHBにフォトンゲイザーを撃つ方が良い理由です。(ゴツメにも触らないし一石二鳥ですね)
ではに対しては必ずメテオドライブではなくフォトンゲイザーを撃つ方が良いのか、というと実はそうとは限りません。
相手のの持ち物が突撃チョッキだった場合。
A-1でフォトンゲイザーを撃つと特殊技になるのでD無振りチョッキに対するダメージは45~54になります。これに対してA-1でメテオドライブを撃つとB無振りへのダメージは61~73になります。最大乱数を比較するとメテオドライブの方がダメージが19高いです。
つまり相手のの型次第でメテオドライブを撃つべきか、フォトンゲイザーを撃つべきかが変わる、ということです。
正直前期の自分はここまで考えてませんでした。威力一緒だしゴツメ触りたくないからフォトンゲイザーでいんじゃね、くらいのテンションで技選択をしていましたがここまでダメージが変わることに驚きました。
以下、フォトンゲイザーに関するその他の仕様についてまとめてみました。
「フォトンゲイザー」の仕様
持ち物について(拘り鉢巻、眼鏡等)
実数値とランク補正によって値が比較されて物理技or特殊技が決まってから持ち物の補正が乗ります。
例)A実数値200、C実数値150、両ランク無補正で拘り眼鏡を持っていた場合
特殊技になれば150×1.5(眼鏡)となり物理技で計算した時よりも威力が出ますが、物理か特殊かを決める際には持ち物の補正が適応されないのでこの場合は物理技となり、拘り眼鏡の補正は乗りません。
やけど状態について
やけど状態は「物理技の威力を半減する」という追加効果です。よってフォトンゲイザーで物理技or特殊技を判別する際にはやけど状態は考慮されず、A>Cで物理技になった後に威力が半減します。
つまり例として、A実数値201、C実数値200、両ランク無補正、やけど状態の場合は特殊技になった方が威力は出ますが、A>Cなので物理技となってしまいます。
リフレクター、光の壁について
ネクロズマのAとCによって物理技or特殊技に変化するので、A>Cの場合はリフレクターで半減、C>Aの場合は光の壁で半減されることになります。つまりリフレクターがあってもその時C>Aであれば特殊技になるので半減されません。
相手の防御(B)、特防(D)実数値について
相手の防御、特防実数値、及びランク補正は考慮されません。
ガラルヤドランの専用技「シェルアームズ」では自分のA,C及び相手のB,Dの値から、物理と特殊のどちらで計算するかが判断されますが、フォトンゲイザーでは相手のB,D実数値は一切考慮しません。
つまり相手のBが極端に高く、Dが極端に低い場合でもネクロズマのAがCより1でも高ければ物理技となり、ネクロズマのAと相手のBでダメージが計算されてしまいます。
最後に
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。ご指摘、質問等ありましたら以下のTwitterまでお願いします。